東京無線電機株式会社
満州事変勃発以来、軍用無線機の需要が増加し、特に昭和12年支那事変以来軍用無線機の需要が激増したので、資本金を210万円に増資し、会社の規模は次第に拡充された。
同社は創立当時は、各種無線機の製作を行い、各方面に納入していた。
例えば、逓信省へは固定用として2KW程度の水晶発振電力増幅式送信機及び附属受信機等を、放送局へは500W程度の放送機等を、船舶会社へは船舶用無線装置等を納入していたが、漸次移動用、携帯用のような小型無線機及び受信機を専門に製作するようになり、特に軍用通信機の需要が増加するようになってから、益々その特色を発揮するようになった。
陸軍では航空用無線機として、重爆撃機用飛行1号無線機、偵察機用飛行2号無線機、戦闘機用飛行3号無線機等の機上無線機、海軍では陸戦隊用として、移動可能のTM式移動無線機及び携帯可能なTM式軽便無線機等の小形無線機の製作に専念した。
満州事変勃発以来、軍用無線機の需要が増加し、特に昭和12年支那事変以来軍用無線機の需要が激増したので、資本金を210万円に増資し、会社の規模は次第に拡充された。
同社は創立当時は、各種無線機の製作を行い、各方面に納入していた。
例えば、逓信省へは固定用として2KW程度の水晶発振電力増幅式送信機及び附属受信機等を、放送局へは500W程度の放送機等を、船舶会社へは船舶用無線装置等を納入していたが、漸次移動用、携帯用のような小型無線機及び受信機を専門に製作するようになり、特に軍用通信機の需要が増加するようになってから、益々その特色を発揮するようになった。
陸軍では航空用無線機として、重爆撃機用飛行1号無線機、偵察機用飛行2号無線機、戦闘機用飛行3号無線機等の機上無線機、海軍では陸戦隊用として、移動可能のTM式移動無線機及び携帯可能なTM式軽便無線機等の小形無線機の製作に専念した。
TM式短移動無線機 送信機と電源部