4-3-8 94式4号乙無線機
昭和8年(1933年)度から本格的研究に着手した。
本機を装備する92式重装甲車は、元来無線装備に付き何等考慮することなく操縦、戦斗をのみ主眼として設計制式となったものであるが、後に起こった無線装備の要求に対して万事不都合なことは申すまでもない、機関の電磁遮断、狭隘な車内に無線機接地の空間の発見、無線機取扱者の位置の不適当等問題は多かったが、種々工夫を凝らし辛うじて充足し得たのである。
本機の重要諸元は次の通りである。
用途 重装甲車用
通信距離 A3 1Km
周波数 4,200~4,600Kc
送信機 出力 A3 3W
OSC
真空管 UY47B×2(グリッド変調)
電源 12V蓄電池及び250V80mAコンバーター
受信機 方式 スーパー RF1 RF2 AF1
RF Conv IF IF Det, AF
真空管 78-6A7-78-6F7-6B7-41
(6F7の3極部は変調兼車内通話用と思われる)
電源 送信機電源と共用
空中線 1型 H=2m、L=5m
接地 車体
本機を装備する92式重装甲車は、元来無線装備に付き何等考慮することなく操縦、戦斗をのみ主眼として設計制式となったものであるが、後に起こった無線装備の要求に対して万事不都合なことは申すまでもない、機関の電磁遮断、狭隘な車内に無線機接地の空間の発見、無線機取扱者の位置の不適当等問題は多かったが、種々工夫を凝らし辛うじて充足し得たのである。
本機の重要諸元は次の通りである。
用途 重装甲車用
通信距離 A3 1Km
周波数 4,200~4,600Kc
送信機 出力 A3 3W
OSC
真空管 UY47B×2(グリッド変調)
電源 12V蓄電池及び250V80mAコンバーター
受信機 方式 スーパー RF1 RF2 AF1
RF Conv IF IF Det, AF
真空管 78-6A7-78-6F7-6B7-41
(6F7の3極部は変調兼車内通話用と思われる)
電源 送信機電源と共用
空中線 1型 H=2m、L=5m
接地 車体