４－４－１３ 地2号無線機

４－４－１３　地2号無線機
本機の重要諸元は次の通りである。
用途　　　対空用及び対地上用
通信距離　対飛行機500Km
周波数　　2.5～10Mc
　　　　　（1型の場合　送信1.5～10Mc、受信140Kc～15Mc）
送信機　　出力　  A1　180w　A2、A3　40w
　　　　　　　　 　OSC 　　PA
　　　　　真空管　E-2053－E-2057
E-2053↑
　　　　　　　　　　　　 　Mod
　　　　　電源　　2.2HP単気筒2サイクルガソリンエンジン
　　　　　　　　　1,500V0.3A、750V0.3A、125V25A発電機
受信機　　方式　スーパー　RF1　IF2　AF1
　　　　　　　　　RF　 Conv　IF　  IF　　　Det　 AF　
　　　　　真空管　6D6－6A7－6D6－6B7(5)－6B7(2)－41 
                 　   76↑　　          　76↑
　　　　　　　　　　　  Osc　　　　         BFO
　　　　　電源　　6V蓄電池及び250Vコンバーター
空中線　　逆L型　H=10m　L=20m又はダブレット
本機受信部は94式対空2号無線機2型の受信機と殆ど同様であるが、ブレークイン用のリレーを内蔵している点が異なっている。
また、中間周波数は、94式対空2号無線機が400Kc、地2号無線機受信機が450Kcと異なっている。

無線機接続要領図

送信機

受信機

参考資料　ム６２二型改(沖電気製)

 

参考資料　丸別冊　最後の戦闘　沖縄・硫黄島戦記　平成元年11月　潮書房

参考資料　電波新聞(平成元年2月8日)

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参考文献
本邦軍用無線技術の概観　大西 成美
日本無線史　第九巻　電波監理委員会
丸別冊　最後の戦闘　沖縄・硫黄島戦記　平成元年11月　潮書房
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