4-3-12 94式6号無線機
昭和8年(1933年)度から本格的研究に着手した。
当初周波数の要求数は25であったので周波数帯を25,000~30,000Kcとし、移動式無線機で最も用途の不明確であった超短波帯に隣接する短波帯利用を図った次第である。
然るに本機の使用簡便なるにより予想装備数も無増加し、昭和10年(1935年)その周波数の要求数を一躍70に増加されたので、周波数範囲を超短波帯に拡張し急速研究を完了したのである。
本機の重要諸元は次の通りである。
用途 歩兵用
通信距離 2Km
周波数 25~45.5Mc
真空管 UZ30MC(UX-30の複合菅)
送信の時 発振-変調
受信の時 超再生検波-低周波増幅
電源 送信 手回発電機 5.1w
135V 30mA 3V 0.35A
受信 平角4号×2(3V) B18×6(135V)
受信用電源は切替により送信に使用することができる。
空中線 L型 垂直部1.4m 水平部0.65m
整備数 6,700
本機は本来の用途は歩兵用であったが、軽便に使用出来るため他兵種に於いても多く使用された。
超再生受信のため、受信時においても電波輻射があり他所一系の通信系構成に問題があった。
当初周波数の要求数は25であったので周波数帯を25,000~30,000Kcとし、移動式無線機で最も用途の不明確であった超短波帯に隣接する短波帯利用を図った次第である。
然るに本機の使用簡便なるにより予想装備数も無増加し、昭和10年(1935年)その周波数の要求数を一躍70に増加されたので、周波数範囲を超短波帯に拡張し急速研究を完了したのである。
本機の重要諸元は次の通りである。
用途 歩兵用
通信距離 2Km
周波数 25~45.5Mc
真空管 UZ30MC(UX-30の複合菅)
送信の時 発振-変調
受信の時 超再生検波-低周波増幅
電源 送信 手回発電機 5.1w
135V 30mA 3V 0.35A
受信 平角4号×2(3V) B18×6(135V)
受信用電源は切替により送信に使用することができる。
空中線 L型 垂直部1.4m 水平部0.65m
整備数 6,700
本機は本来の用途は歩兵用であったが、軽便に使用出来るため他兵種に於いても多く使用された。
超再生受信のため、受信時においても電波輻射があり他所一系の通信系構成に問題があった。
無線機接続要領図
送受信機