日本帝国陸海軍無線開発史

大西成美氏の「本邦軍用無線技術の概観」をベースに資料追加

5 特殊無線機材及び無線応用器材

5 特殊無線機材及び無線応用器材
狭義の無線通信器材については、前項にその大要を記述したが、外に各種の無線技術を応用した兵器器材があり、その概要について記述する。
 
5-1 傍受用機材
敵無線通信を傍受し、通信系の判定、内容の解読等の手段によりその配備、編成、企図を察知することを目的として傍受用機材が制定された。
おおむね長波~中波及び短波用の2機1組よりなり、野戦用にあっては手送モールス通信及びA3電話通信を対象としたが、固定用においては高速度通信、秘密通信、SSBの傍受をも企図された構成であった
5-1-1 94式3号型特殊受信機
5-1-2 特殊受信機甲
 
5-2 方向探知用機材
傍受による敵情況の捜索と共に、方向探知によってその電波発射地点を標定せんとする目的のために制定せられた。
また、航空部隊においては、飛行機位置の決定、誘導等航法上の要求により方向探知が実用された。
今次大戦において、戦場、戦況の特性に応じジャングル地帯における方向維持、舟艇機動の誘導、敵性スパイの摘発用等としてあるいは現用器材の改修等によって方向探知が実施せられた自励も多いようである。
5-2-1 94式1号型特殊受信機
5-2-2 94式5号型特殊受信機
5-2-3 地1号方向探知機
5-2-4 飛1号方向探知機
 
5-3 無線応用
無線技術を応用し、電波による通信以外にその威力を発揮せしめ、以て軍の要求に応ぜんとするものであって、光通信、優先通信、喉敵警戒機、気象器材等がある。
5-3-1 95式電信機
5-3-2 1式光話機
5-3-3 候敵警戒機
 
5-4 気象観測器材
高空における気温、湿度、気圧を発振周波数の変動に置換、測定するもの、風向を方向探知機による追従により測定するもの、雲量を周波数変化に置き換えて測定するものが実用せられた。
5-4-1 気温、湿度、気圧用ラジオゾンデ
5-4-2 測風ゾンデ
5-4-3 測雲ゾンデ