真空管式テレビ修復記録(松下T-1480)定期点検作業H29.07.03 その10
日立テレビFY-370同様に平成23年7月24日のアナログ停波以来、真空管式テレビジョンへの興味が急激になくなり、倉庫に保管する日々となっておりました。
今回、テレビ画面表示装置の完成に伴い、本機(松下T-1480)の定期点検を実施するこことしました。
6年も経っていますが、とにかく通電するとハム音だけで出るようです。
残念ながら、ラスター画面はでません。
やはりブラウン管の問題があり、交換以外画面表示は困難です。
テレビ電波をいれておりませんので、正確ではありませんが、RFからIF・検波・音声出力までは正常のようです。
なお、本機の修理方法については、基本的には電源部周りの電解コンデンサーはすべて交換していますが、
同期分離や微分・積分回路のコンデンサーについては明らかに悪化してものしか交換しておりません。
この点が少し弱点かもしれません。
これで、すべての試験環境は整いました。
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