13号電探指示装置改(令和版)の試作作業記録 その7(令和2年10月08日)水平発振部の改良(#2)
水平増幅部の改良版として、6AU6から双三極管12AX7に変更しましたが、あまりに歪が大きく、パワー不足で水平巾に伸びがありません。
しかたないので、今度は6AU6×2段に再度変更するこことにしました。
鋸波の歪はなくなりましたが、水平巾がCRT画面一杯にすることができません。
基本的には水平増幅度不足なのですが、シングルエンド方式にしたのが原因です。
最初からプッシュプル方式であれば、このような水平巾不足はありません。
今後、プッシュプル方式に変更するか検討しますが、当面オシロスコープの機能は不満足ではありますが、一応完成とします。
今後は、目盛管制部の製作を目指します。
※参考情報
ブラウン管の偏向率=V/CM × 第二アノード電圧/1000
添付資料より、X軸のV/CMは23.2 第二アノード電圧は測定値から-600V この結果、偏向率=14となる。
オシロスコープの測定により、鋸波の最大値は140Vであるが、水平巾は理論値では10cmとなり、画面一杯ひろげることが可能であるのですが・・・。
もしかしたら、ブラウン管が不良なのかもしれない。
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