日本帝国陸海軍無線開発史

大西成美氏の「本邦軍用無線技術の概観」をベースに資料追加

01陸軍無線機器

師団通信隊の組織編制と装備品の概要及び師団暗号について

師団通信隊の組織編制と装備品の概要及び師団暗号について 下記のURLにて整理しましたのでご参照願います。 師団通信隊の組織編制と装備品の概要についてhttps://mimouta17-03.blog.jp/archives/6557596.html 日本陸軍師団暗号書についてhttps://mimouta17-0…

軍通信隊の組織編制と装備品の概要について

軍通信隊の組織編制と装備品の概要について、下記のURLにて整理しましたのでご参照願います。 軍通信隊の組織編制と装備品の概要についてhttps://mimouta17-03.blog.jp/archives/5089881.html

日本陸軍の97式印字機の機能概要について

日本陸軍の97式印字機の機能概要について 日本陸軍の97式印字機の機能概要について、下記のURLにて整理しましたのでご参照願います。 日本陸軍の97式印字機の機能概要について

日本陸軍の固定無線通信所の無線設備について

日本陸軍の固定無線通信所の無線設備について 日本陸軍の固定無線通信所の無線設備について、下記のURLにて整理しましたのでご参照願います。 日本陸軍の固定無線通信所の無線設備についてhttps://mimouta17-03.blog.jp/archives/4657799.html

日本陸軍暗号書に関する解説について

日本陸軍暗号書に関する解説について 日本陸軍暗号書に関する解説について、下記のURLにて整理しましたのでご参照願います。 日本陸軍暗号書の機能概要についてhttps://mimouta17-03.blog.jp/archives/4024671.html 戦時中の独逸大使館と本国間の通信連絡手…

陸軍航空機のT式方向探知機(AN方式)器材の解説について

陸軍航空機のT式方向探知機(AN方式)器材の解説について 飛3号無線機を調べていると回路図の接続筐に1号航路標識受信機への接続インターフェースが記載されていることに気付いた。99式飛3号無線機(2型)の回路図 以前ネットで航路計なるメーターを目にして…

陸軍戦闘機の無線兵装の実装の実態について

陸軍戦闘機の無線兵装の実装の実態について 陸軍戦闘機用無線機には、飛3号無線機が使用されており、通信距離100粁(km)、短波を使用、重量15kg以内、電話を主とし、電信の使用も可能というのが基本的な諸元である。なお、通信距離100粁は対地通信の条件で…

地2号無線機送信機の復元作業 修復作業記録 その6(平成31年01月22日)欠落部品の修復作業

地2号無線機送信機の復元作業 修復作業記録 その6(平成31年01月22日)欠落部品の修復作業 丸型の52型のメーターが4つ必要だったので、年末までに無理やりネットで落札し、早速実装してみた。やはり、角型メーターよりも丸型のほうが見栄えが良い。抵抗器…

地2号無線機送信機の復元作業 修復作業記録 その5(平成31年01月07日) 内部清掃と欠落部品の修復作業

地2号無線機送信機の復元作業 修復作業記録 その5(平成31年01月07日) 内部清掃と欠落部品の修復作業 今回は本機があまりに錆と汚れが目立つため、徹底的な清掃作業を行った。頑固なアルミ錆には、キッチンのシンクで使用するステンレスタワシが大変有効…

地2号無線機送信機の復元作業 修復作業記録 その4(平成30年12月09日) ケース右下部側板の新規アルミ加工作業

地2号無線機送信機の復元作業 修復作業記録 その4(平成30年12月09日) ケース右下部側板の新規アルミ加工作業 角型メーターが3つしかそろっていなかったので、急遽オークションで入手した。旧軍でのこの手の無線機では角型ではなく丸型が採用されているの…

地2号無線機送信機の復元作業 修復作業記録 その3(平成30年12月02日) メーターの土台のアルミ加工作業

地2号無線機送信機の復元作業 修復作業記録 その3(平成30年12月02日) メーターの土台のアルミ加工作業 52型のメーターは、角型を3つ所有しているだけなので、ネットで角型1つと丸型1つを即座に注文した。本来は丸型の52型のメーターが4つ必要なのだが、…

地2号無線機送信機の復元作業 修復作業記録 その2(平成30年11月27日) 作業方針と今後の作業項目の洗い出し作業

地2号無線機送信機の復元作業 修復作業記録 その2(平成30年11月27日) 作業方針と今後の作業項目の洗い出し作業 前提となる修復方針であるが、今回は動的保存は不可能であるので、静的保存として見かけ上の修復を行う。①まずは欠落している4つのメーター…

地2号無線機送信機の復元作業 修復作業記録 その1(平成30年11月26日) オークション落札と奇跡の再会?

地2号無線機送信機の復元作業 修復作業記録 その1(平成30年11月26日) オークション落札と奇跡の再会? 出品者情報;五右衛門株式会社(兵庫県伊丹市)から出品された「線輪2 送信機 SC-18型 無線機? 軍用 当時物 戦時中 時代物 年代物 蔵からの出土品 コ…

持続電波発信機(電信練習機)の修復作業記録 その1 (2018年10月13日)

持続電波発信機(電信練習機)の修復作業記録 その1 (2018年10月13日) 平成19年(2007年)yahooオークションで入手したが、木製ケース、真空管や発振用トランスが欠落しており、長期保存せざるを得なかった。その後、特4号電話機(音声暗号化装置)の残骸も入手…

九四式三号甲無線機三六号型通信機受信部の修復作業記録 その9 (2016年12月26日)

九四式三号甲無線機三六号型通信機受信部の修復作業記録 その9 (2016年12月26日) 問題の第一中間周波トランス(IFT1)の件ですが、思い切って分解調査するこことしました。まず、トランスの端子の配線をはずします。保存状態が悪かったこともあり、配線の…

九四式三号甲無線機三六号型通信機受信部の修復作業記録 その8 (2016年12月05日)

九四式三号甲無線機三六号型通信機受信部の修復作業記録 その8 (2016年12月05日) SGによる信号注入を各ステージでオシロ観測しながら信号追跡するこことしました。空中線端子に信号を注入して、波形観測すると、混合段のOUTPUTまでは正常ですが、そ…

九四式三号甲無線機三六号型通信機受信部の修復作業記録 その7 (2016年11月28日)

九四式三号甲無線機三六号型通信機受信部の修復作業記録 その7 (2016年11月28日) 真空管を実装した本試験を開始します。まずは、SSGに接続して受信状態を確認します。少しエージングしていると、大変微弱ですがSSGの信号が受信できることが確認されま…

九四式三号甲無線機三六号型通信機受信部の修復作業記録 その6 (2016年11月21日)

九四式三号甲無線機三六号型通信機受信部の修復作業記録 その6 (2016年11月21日) 修復のポイントは以下の2点です。真空管は、UZ-133DとUF109Aの2本しかないため、残りのUF-134とUZ-135を用意すること。もう一つは、低周波トラン…

九四式三号甲無線機三六号型通信機受信部の修復作業記録 その5 (2016年10月31日)

九四式三号甲無線機三六号型通信機受信部の修復作業記録 その5 (2016年10月31日) 本格的な修復作業に入ろうとすると、やはり前面パネルの汚れが気になります。強力な洗剤でチャレンジしましたが、ちっともきれいになりません。やはり、再塗装するしかありま…

九四式二號乙無線機二七號型受信機の修復作業記録 その5 (2016年10月23日)

九四式二號乙無線機二七號型受信機の修復作業記録 その5 (2016年10月23日) 感度不足を解消するための調査をしていると、急に受信機能を失う羽目となりました。意気消沈です。やっと、ここまで来たのにまた振出となりました。ここで断念するか、再度気力を取…

九四式三号甲無線機三六号型通信機受信部の修復作業記録 その4 (2016年10月16日)

九四式三号甲無線機三六号型通信機受信部の修復作業記録 その4 (2016年10月16日) ホームセンターにて、アルミ板を購入し、天蓋部と背面部の部材を切り出します。両側面部の部材は、剥離剤にて古い塗装を除去します。後は、密着バインダーを散布し、陸軍色の…

九四式二號乙無線機二七號型受信機の修復作業記録 その4 (2016年10月16日)

九四式二號乙無線機二七號型受信機の修復作業記録 その4 (2016年10月16日) 受信機自体が少し発振気味なことが気になり、ストック品の民需用のシールドケース(ねじ込み式ではありません)を所定の真空管に装着しました。少し、発振気味が抑えられた程度です…

九四式三号甲無線機三六号型通信機受信部の修復作業記録 その3 (2016年10月04日)

九四式三号甲無線機三六号型通信機受信部の修復作業記録 その3 (2016年10月04日) 本機は、本体のみでケースがありません。また、保存状態も最悪なため、修復作業に力が入りません。ひょんなことから、三重県のTさんから旧軍無線機用のケースを頂いたのを思…

九四式二號乙無線機二七號型受信機の修復作業記録 その3 (2016年10月04日)

九四式二號乙無線機二七號型受信機の修復作業記録 その3 (2016年10月04日) 前回の調査で、RF(UF-134)とDET(UF-111A)の陽極に電圧がないこと。配線図を追うと、中間周波数の切替スイッチに問題がありそうですが、実装部品の位置が不明…

九四式三号甲無線機三六号型通信機受信部の修復作業記録 その2 (2016年09月28日)

九四式三号甲無線機三六号型通信機受信部の修復作業記録 その2 (2016年09月28日) 本機も修復作業のための基本的なチェックを実施しました。低周波トランス2個が断線です。新品のトランスの組込ための場所が確保できません。修復方法を考える必要がありそう…

九四式二號乙無線機二七號型受信機の修復作業記録 その2 (2016年09月28日)

九四式二號乙無線機二七號型受信機の修復作業記録 その2 (2016年09月28日) 本機の製造に関する特徴として、真空管ソケットには防振対策用のゴムクッションがあります。ただし70年以上経過しており、かなり硬化した状態です。抵抗器に関しては、半田で固定…

九四式三号甲無線機三六号型通信機受信部の修復作業記録 その1 (2016年09月21日)

九四式三号甲無線機三六号型通信機受信部の修復作業記録 その1 (2016年09月21日) 本機も購入後、長期保存しておりました。あまりに保存状態が悪く、また真空管が一部欠落したため修復作業の対象としておりませんでした。今回は、電池菅無線機をすべて修復す…

九四式二號乙無線機二七號型受信機の修復作業記録 その1 (2016年09月21日)

九四式二號乙無線機二七號型受信機の修復作業記録 その1 (2016年09月21日) 本機は、昭和63年(1988年)頃広島の松本無線ジャンクセンターにて購入したものの、その後はずっと長期保管しておりました。当時は旧軍の電池菅の知識も電池菅の在庫もなく、修復…

地1号受信機#2号機の修復作業記録 その5 (2016年06月27日)

地1号受信機#2号機の修復作業記録 その5 (2016年06月27日) 4連バリコンの各部を再度LCRメータで測定するとロータとステータの間隙不良があり容量がアンバランスであったり、ショート状態の箇所もあります。最悪のシナリオですが、4連バリコンの筐体…

ム65型受信機#2号機の修復作業記録 その5 (2016年06月19日)

ム65型受信機#2号機の修復作業記録 その5 (2016年06月19日) 本機の電源コネクターは取り外しされており、しかも正規の地1号シリーズ電源口形状がより大型化しています。このため、電源コネクターの代替品を検討していましたが、ひょんなことから地4号…