日本帝国陸海軍無線開発史

大西成美氏の「本邦軍用無線技術の概観」をベースに資料追加

五球超ブローニングドレーキ式受信機の修復作業記録 その7 (2017年11月26日) 電源部製作

五球超ブローニングドレーキ式受信機の修復作業記録 その7 (2017年11月26日) 電源部製作

本機を動作させるためには、本来なら蓄電器を用意する必要がありますが、もはや入手することはできません。
このため、汎用の電源装置を製作するこことしました。
 B+135V、B+90V、B+22.5V(可変)、C-4.5V(チェナーダイオード使用で固定電圧)、A-4.5V(LM317Tによる定電圧電源を計画しましたが、マイナス電圧の実現はできず、可変抵抗による電圧制御となりました)です。
また、汎用面からB+250V、6.3V(AC)、2.5V(AC)、出力トランスとSPを搭載しております。
欲張った設計のわりに、大変コンパクのケースに高密度実装を実現しております。
ケースは、横10cm、高さ13cm、奥行21cmのサイズとなっております。
長時間運転での熱対応が少し不安材料です。

 

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