96式空2号無線電信機受信機部の修復作業記録 その2 (2016年02月21日)
本機は骨組みの型枠しかなく、見てくれも悪く、永年放置していました。
何故放置したかというと、
①カバーケース用の旧JISの平螺子の入手が困難だったたことと、
②左側面にある空中線端子をどうすればカバーケースに収容することができるかが不明だったこと。
③右側面には、本来送信部が連結されるため、受信パネルが送信部との接合のため、2センチ程度枠より長く、右側面のカバーケースルが設置できない構造であったこと
この上記3点が大きな理由でした。
今回オークションに出品され2015年11月に96式空2号無線電信機受信機部を見ると、やはりカバーケースがあれば見栄えがします。
ただし、このオークションの商品も、右側面からの写真はありません。(大変見栄えが悪いものと推定できます。)
今回の目標は以下のとおりです。
①カバーケースを作成し、本来に近い姿に復元する。
②スピーカと電源コネクターを追加する。
③12Vの発電動機を整備し、車載運用を実現する。(本来は航空機ですが、ムリなのでせめて軽自動車!!)
カバーケースのアルミ材は厚さ1mm、30センチ×40センチのものをホームセンターで購入しました。
型枠の延長には、厚さ1.5mmのl型のアルミ材で加工しております。
空中線端子の加工は、空中線端子の穴の加工に加え、蝶番が風ネジ分の穴を加工すれば、問題なくケースを収納することができます。
今回は「①カバーケースを作成し、本来に近い姿に復元する。」のアルミ加工作業を完了しました。
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